廃棄物処理業
「美しい地球」を次世代へ引き継いでいける企業として地球環境に貢献するため、全ての人たちにとって非常に重要な環境問題に正面から向き合い、限りある資源の有効活用・循環利用に積極的に取り組んでいきます。
一般廃棄物
各ご家庭のごみや事業所から排出される廃棄物(産業廃棄物以外の廃棄物)は一般廃棄物に分類されます。
各市町村が処理実施計画を策定し市町村の責任の下、適正な処理を実施しています。排出量は、昭和60年前後から急激に増加して平成12年度をピークに全国で減量・資源化に取り組み、継続的に減少してきています。山﨑紙源センターは、宮崎市及び都城市の委託事業を受託させていただき、地域のより良い環境づくりに取り組んでいます。
産業廃棄物
循環型社会の構築に向けて、私たちは経済活動に伴う環境負荷をいかに軽減していくかをこれからも考え続けていかなければなりません。産業廃棄物処理は今まで不法投棄や不適正処理などの社会問題もあり、幾度もの法改正が行われています。より複雑化していく廃棄物処理を排出事業者が全て把握して処理することは困難な場合もあるかと思います。排出事業者の責任として私たち処理業者に委託をされる際にも、委託先の産業廃棄物処理業者とお互いの役割と責任を明確にした委託契約の締結や、契約のとおり産業廃棄物が適正に運搬、処分されたかの行程を産業廃棄物管理票(マニフェスト)を利用して確認すること等が義務付けられています。
この数年、全国の産業廃棄物の総排出量は約3億8千万トンを推移しており、そのうち再生利用量は全体の約55%程度しかありません。業種別で見た時には電気・ガス・熱供給・水道業が約25%を占めており生活に欠かせないところから排出されています。しかし近年では廃棄物の処理に発生する熱を回収して利用する(サーマルリサイクル)取組みが活発化しています。この余熱利用は、低炭素社会への貢献を図る観点からもさらに推進していく必要があります。又、近年では単純に熱回収をするだけでなく、加熱などをおこなった上で化学的に分解処理を行なうことでガスや燃料あるいは製品などの化学原料として利用する(ケミカルリサイクル)も行なわれています。今後もあらゆる廃棄物に対応していく総合リサイクルで「美しい地球」を守り次世代へと引き継いでいきます。
収集運搬業
排出者以外が一般廃棄物と産業廃棄物を収集運搬する場合は、一般廃棄物であれば廃棄物の積み降ろしを行う各市町村長の許可、産業廃棄物であれば廃棄物の積み降ろしを行う都道府県知事の許可を受けていなければ運ぶことが出来ません。私たちの役割は、排出事業者から委託された産業廃棄物を法と委託契約に従い、性状を変えることなく飛散及び流出を伴わないよう留意して中間処分場及び最終処分場へ運搬することです。
山﨑紙源センターでは、廃棄物の形状や量に合わせた車両を各地域で取り揃えて、お客様のご要望に応えられるよう役割を果たしていきます。
車両1.5t平 | 2台 |
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2t平 | 10台 |
2tコンテナ | 2台 |
2tパワーゲート | 1台 |
3t平 | 15台 |
3tパワーゲート | 1台 |
3tコンテナ | 2台 |
2tパッカー | 6台 |
4tパッカー | 70台 |
4tアームロール | 6台 |
4tユニック | 6台 |
ダンパー車 | 1台 |
7tウイング | 1台 |
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15tウイング | 1台 |
15t平ボディー | 2台 |
20tトレーラー | 3台 |
フォークリフト | 8台 |
クランプリフト | 11台 |
ショベルローダー | 1台 |
15tアームロール | 1台 |
1.2㎥クラム | 1台 |
0.9㎥マグネット | 2台 |
0.45㎥回転フォーク | 1台 |
処分業
廃棄物を適正に処理して環境に負荷を与えないよう、可能な限りリサイクルしていきます。限りある資源を有効活用するため、マテリアルリサイクル(再資源化)及びサーマルリサイクル(燃料化)を中心に行っています。現代社会において地球環境を守ることが課題であり、循環型社会に向けて私たちは重要な役割を担っているということを認識して、その責任を果たしていきます。
古紙、廃プラ圧縮細包機 | 10機 |
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自動破袋機 | 3台 |
選別ライン | 5ライン |
破砕機 1軸 | 1台 |
破砕機 2軸 | 1台 |
木くず破砕機 | 1台 |
シュレッダー | 1台 |
スチール缶、アルミ缶、ビン選別加工プレス | 2台 |
発砲スチロール減溶機 | 2台 |
2立方メートルBOX | 1000台 |
8立方メートルBOX | 200台 |
40tトラックスケール | 7台 |
15tトラックスケール | 2台 |
処理施設
中間処理事業者としてリサイクルが可能なものはできる限り再製品化し、そうでないものはできる限り容量を減らして最終処分場への負担が軽くなるよう努力しています。
圧縮施設
廃棄物を圧縮減容することにより、飛散防止や処理場の延命を図るとともに、運搬時の費用削減に努めます。そうすることで、費用的に問題のあった廃棄物のリサイクルを促進します。
現在まで大量に、埋め立て、焼却されてきた廃プラスチックを石炭などの代替燃料エネルギーとして、サーマルリサイクルを行っております。限り有る天然化石燃料などの寿命の延命などにも役立ち、今注目されているリサイクルのひとつです。
- 排出先からの回収されてきた廃プラスチックを保管選別。
- 金属類、塩素系など規格外品を取り除く。
- 排圧縮・梱包により比重効率を上げ輸送の合理化。
セメント、製紙会社などボイラー燃料として供給
圧縮切断施設
金属を圧縮切断することにより、輸送効率を良くするとともに、リサイクル製品の原材として効果的に供給しています。
破砕施設
圧縮切断と同様、用途に応じて破砕しています。例えば、木くずは木チップに、紙くずや廃プラスチックはボイラー燃料として供給しています。
規格サイズに粉砕した木チップは、サーマルリサイクル、マテリアルリサイクルと多方面での利用価値が注目され、九州各県の大手製造業で利用されております。その他の廃プラスチック繊維くず、紙くずなどさまざまな、廃棄物のリサイクルが可能です。ぜひご相談ください。
廃プラ破砕施設
硬質プラスチックから軟質プラスチック、塩ビなどを破砕することで、リサイクル効率のアップを図ります。石油からできたこれらの製品を有効活用しています。
積替保管施設
産業廃棄物は野積みされ放置されると、環境保全上の支障が生じることがあるため、予め積替えを行ったうえで性状変化を防ぎ、一時的な保管を行っています。